第1楽章 日常Diary

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scene D 岡山 あっ、あそこ、あそこ。 看板が見えてきた。 Nature Cafe D&G 母 あら、喫茶店なの? お昼なんだし、おなか空かない? D 大丈夫、大丈夫。 メニュー、けっこういろいろあって、ご飯物もあるから。 母 そうなの。 まあ、私は、軽くても大丈夫だけど、摩耶の口に合うかしら? D えっへ~~ん。 摩耶の事考えて、このお店にしたのっ! だから、きっと大丈夫っ! 母 あらっ、リサ! ちょっと驚いたわ。 リサも、いつの間にか、大人になってるのね。 D 何言ってるの? 私だって、もう18なんだから、十分大人よ! でも・・なかなか胸は大きくならないけど・・・・。 (大きさより、形よカタチっ!) 摩耶 お姉ちゃん、また変な事、考えてる・・・・。 その、変ににやけた笑みが物語ってる・・・・。 カランコロン D こんにちは~~。 マスター やあ、デイジー! じゃなかった。 リサちゃん、いらっしゃい! あれ? 今日は、もしかして、家族一緒? D はい!そうなんです。 摩耶 あれ?・・・・・・。 摩耶は何故か怪訝そうな顔をしている。 マスターは、いつも、頭にバンダナを巻き、黒ぶちのメガネをかけている。 マスター はい。どうぞ、メニューね。 D、摩耶 有難うございます。 母 私の娘が、いつも、お世話になってます(笑)。 マスター えっ? いえ、いえ。 前に一度、友達と食べに来られたくらいで、いつも、お世話がどうとかでは・・・・・・。 D ここのお店、自然栽培の野菜とかを使って、食事を作ってるんだって。 最初に来た時、どんなお店かなぁって。 で、食べてみたら、凄い美味しかったの。 母 そういう事だったのね。 美味しいだけじゃなくて、安心、安全だから、摩耶も食べられるって事ね。 D ・・・・・・? あれっ? お母さん、自然栽培の事、知ってたの?
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