第1楽章 日常Diary

27/33
前へ
/173ページ
次へ
scene D 母 だから、私、結局、何も言えなくて。 でも、やっぱり、薬って美味しくないでしょ? D はっ? (目をパチクリさせる) 美味しい、美味しくないの問題? 母 まあ、もう少し聞いて。 でね、栄養素の事、野菜の事、農業の事、時間作ってあれこれ調べて、やっと私なりの答えが出たの。 D で、答えって? 母 美味しい!って事が一番だって事! D お、お母さん・・・・??? 母 私、何か変な事言った? D いや、全然変じゃないんだけど・・、凄く調べたっていうから、ちょっと期待しちゃって・・・・。 マスター ハハハ。 お母さんの気持ち。わかりますよ! 代わりに説明しましょうか? D あれ?マスター! いつの間に・・。 マスター 話聞いてたら、気になっちゃってね。 お母さん、面白い人だね。 D マスター、説明できるの? マスター じゃあ、少し。 摩耶ちゃんみたいに、身体が弱い子って、今の世の中、沢山いるよね。 D うん。 マスター どうして、こんなに身体が弱い子が多いのかな? D それは、・・・・食べ物に入っている添加物が多いのと・・、栄養不足だからかな? マスター そうだよね。 だから、栄養をきちんととらないといけない。 でも、サプリメントばかり摂ってると、どうなるだろう? D 何となくだけど、余り身体に良い感じはしない。 マスター ハハハ。だよね。 人間って、栄養素ばっかり摂ってると、身体弱っちゃうんだよ。 D ・・・・。 健康になる為に、栄養摂ってるのに、栄養素、摂りすぎたら、身体が弱くなるって・・・・??? ヤバイ! 解らなくなってきた! マスター ハハハ、ごめんごめん。 よけい、ややこしくしちゃったね。 摩耶 マスター?!! お腹すいて、死にそ~。 マスター あっごめん、摩耶ちゃん! すぐ、準備するから! お母さんもごめんなさい! 余計な時間とってしまって! すぐ、作りますからっ! 母 フフっ。マスターって、優しいのね!。
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加