第1楽章 日常Diary

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scene G 軽井沢 碓井峠 ゴォー!!!! ブォンブォン! ブンっ!! キキィィ-。 ゴシュ-。 G いい感じだ。 今日の碓井は、良い天気だ。 昼間にしては、車も少ない。 対向車も少ないから、思いっきり踏んでいける! ブォ----ン! カタンカタン ブォンブォン (ヒールアンドトゥーで、ギヤを落とす) クイクイっ(ハンドルをこぎざみに揺らし、コーナーを回る) シュルシュルシュルシュル (アクセルを踏み込む) ゴシュ-。 いつも、時間があったら、いろいろな峠を攻めて遊ぶ。誰かとバトルする訳じゃないから、自分がどれだけ巧いかは、わからない。 ただ、スムーズに荷重移動して、車を思い通りに操れた時は、とても気持ちいい。 雪道なら、わざと滑らせて、遊ぶ事もある。 最初は恐ろしかった。でも慣れたら、こんなに気持ちいい事はない。 横滑りしながら、コーナーを曲がるあの感覚は、 自分を異次元に連れていってくれるみたいだ。
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