My 20th Valentine

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My 20th Valentine

小学五年生。 折り紙でラッピングした板チョコをカバンに忍ばせるも勇気がなく玉砕。 中学二年生。 手作りを試みるも味見の時点で不合格。 夜が明けタイムアップとなり、不戦敗。 高校一年生。チョコでコーティングしたクッキーを徹夜で錬成し、 渡すところまではいったがその後あっけなくフラれた。 バレンタインなんか、大っ嫌い。 いいことは一つもないし、チョコまでキライになりそうだった。 それから私はこの季節は無感情になるようになった。 もう誰も好きにならないし、興味ももたないほうが幸せだって。 自分だけそこそこ平凡に生きていければいいって思っていた。
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