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背中をなぞる指とガンガンと突き上げられるたびに声が乱れて息が飛んで。
それでも必死にしがみついて、
「――……俺も……っ」
そう言って。
俺からキスした。
触れるだけじゃない、大人のキス。
やり方はこの人に教えられたキス。
「んっ……は、っん」
智紀さんの咥内で舌を動かす。下から送られる快感にキスが途切れそうになったら促すように舌を絡められて夢中になって返した。
「……やばいね、マジで」
酸欠になってしまいそうなくらいにキスしあって、また俺はベッドに沈められた。
千裕キスうまくなりすぎ、と唇を舐めながら妖艶に笑う智紀さんは俺の脚を抱え直してまた律動をはじめる。
もう限界は近く俺のものはいつ爆発してもおかしくないくらいに張りつめてるし、後孔からわきあがる快感も目の前をチカチカさせるくらいに強くなってた。
「ッ、ぁ……っ、もっ……」
イク、と漏らせばさらに肉同士がぶつかり合う音が激しさを増して。
「……っあ、っん……ッ」
身体が激しく痙攣し、視界がスパークした。
ぎゅうっと収縮する後孔で智紀さんのものが一際膨張するのを、呻く艶のある声が落ちてきたのを絶頂の端で感じた。
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