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このダンジョンを勇者どもに周知させるため、マスコミを呼んだ。
PVも作った。
攻略本や折り込みチラシなど、あらゆる手段を講じたのだ。
こうして、遂に今日と言う日を迎えることができた。
「さぁ、勇者ども。
我が居城に来るが良い。」
私は金メッキの豪華な玉座の端にチョコンと座った。
所々に設置しておいた悪魔の目玉から送られてくる映像を見ながら、叫んでいた。
ダンジョン解禁2時間前には入り口に長蛇の列が作られていた。
苦労した甲斐があったね。
私は満足げに映像を眺めていた。
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