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開かれた股の間、和服の隙間から小さな縦筋が、
その存在を誇示するかのように、堂々と覗いていた。
露出狂の魔法少女が、堂々とパンツも履かず、
その陰部を晒し佇んでいた。
童貞を拗らせ過ぎた引きこもりの俺に、
その光景はあまりに刺激が強すぎ・・・
天国のおじいちゃん。
俺は今日初めて女の子の陰部を見ました。
追伸
おじいさま。
ずっと引きこもっていた息子が今日、
立ち上がっています。
地球温暖化はますます深刻な様です。
在りし日のおじいちゃんの表層が浮かんで
微笑む。
「和輝、和服は基本、下着を着けないんだぞ」
そう囁いてウインクしていた。
悪魔の囁きか!!
なんと言う事だ。
天国のおじいちゃんは、実は地獄に落ちていたようだ!
人は老いに向かうにつれ若さと性を求めると言うが爺は地獄に墜ちて益々盛んな様だ。
その地獄の御老公が、再び囁く。
「今じゃ! 助さん、平さん。
助平さん。印籠じゃ」
そこには、この印籠が目に入らぬかとばかりに、
処女の印籠が掲げられていた。
地獄から出て来るなジジイ!
生臭ジジイのせいで、俺の童貞力は無意味な知識の羅列をひいて理性を保つのに奔走するはめになっていた。
室町時代の女性は、風呂に入る習慣が無く臭かったとか。
童貞は、貞操を30年守ると、妖精になれるとか。
舐めるなよ。
俺の童貞力は、エベレストより高い。
童貞を守り抜くこと、それすなわち清廉の証。
とは言え、いつ暴走してもおかしくないこの状況を打開すべく俺は、彼女に話かけた。
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