本編

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「あのぅ~? これはいったい?」 「なんじゃ知らぬのか? これは証印(しょういん)じゃ。 ()(くに)古式(こしき)ゆかりし風習(ふうしゅう)で、仲間になった(しるし)挨拶(あいさつ)じゃ。 それ、(わらわ)の足の(こう)接吻(せっぷん)して良いぞ」 彼女は俺の顔面を踏んづけたまま微笑むと、 威風堂々(いふどうどう)宣言(せんげん)する。 なんだこのカオスは・・・ その傀儡(かいらい)末路(まつろ)を示す神託(しんたく)を前に、 その幼き割れ目に(あらが)葛藤(かっとう)する俺がいた。 「ほれほれ挨拶じゃ。 (ちぎ)りじゃ。逢瀬(おうせ)じゃ。 口吸いじゃ。契約(けいやく)じゃ」 その時、彼女の言葉の(はし)不穏(ふおん)なものを感じとる。 人間最初に言った言葉より、最後に発した言葉に 本心が現れると言う。 幼女のその最後の言葉、『契約(けいやく)』が、 (みょう)に心に引っ掛かった。 俺は彼女の小さな足を両手で(つか)むと、 額に押し付けられた彼女の足を()がしにかかった。 その行動に彼女はむきになって、さらに足に力を こめた。 だが、いかせん体格に差がある。 彼女の足は、徐々(じょじょ)にその額から遠ざかり始めた。 むきになった彼女は、それでも(あきら)めず顔を赤くしてさらに小さな足に力をこめた。 その(リキ)みが因果(いんが)となったのか、幼い神の閉じられた(ふた)を、つまりは閉じた割れ目陰裂(いんれつ)をじょじょに開き衆目(しゅうもく)のもとに、(さら)け出そうとしていた。 徐々(じょじょ)にあらわになる肉の赤み。 外気に(さら)された純血(じゅんけつ)が、充血(じゅうけつ)した膣壁(ちつへき)が、 その姿を眼前(がんぜん)(さら)し始めていた。
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