第1章 肉弾戦最強チート『再々始動』

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「やったぞ!召喚は成功した!」 「これで魔王に勝てる!」 「勇者様の召喚に成功した!」 「国王陛下万歳!王女様万歳!」 「やかましい!!」  石造りの薄暗い部屋。豪華な服を着た貴族のような人達と、その貴族より更に高価そうな衣服を身に着けている女性。そして頑強そうな鎧を着用した騎士が十数人。人族を脅かす魔王を倒す為、異世界から勇者を呼ぶ儀式の成功に喜んでいた彼等だったが、大気を震わす程の一喝で瞬時に口を閉じた。 「仁!仁落ち着いて!」 「ギャーギャーうるせえぞ!何だテメエ等は!」 「な、なんと野蛮な……」 「この野蛮人を取り押さえろ!」  貴族の命令で騎士達が仁を取り囲む。慌てふためく優貴は王女に手を引かれて近衛兵に守られている。 「大人しくしてもらおうか。抵抗するならばこの場で殺す」 「……やってみろよ。その代わり、どうなっても知らねえぞ?」 「ほざくな蛮族が!」  騎士の1人が仁の心臓目掛けて槍を突き出す。しかし槍は仁の心臓を貫くことなく、胸筋に阻まれてへし折れてしまった。 「なっ!?」 「そんな馬鹿な!」 「ククッ……よく解らんが、面白い状況だってのは解ったぜ」  仁は口角を吊り上げて獰猛に笑う。それを見て、優貴の顔は真っ青になっていた。
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