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むかしむかし
とある豊かな国に
それはそれは美しいお姫様がいました
そのプラチナブロンドの髪は
シルクのように柔らかく
そのゴールドの瞳は
宝石のように澄み
その微笑みは
無邪気で愛らしく
その歌声は
全てを包み込むように優しく
見るもの全てを魅了する
そんなお姫様でした
美貌も地位も兼ね備え
民や使用人からも愛される彼女は
誰の目にも「幸せ」に見えました
__けれど、違った
「私」はそれを望んでいない
欲しくない
だって、あの人は言っていたもの
「外の世界」も綺麗なのだと
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