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香川啓子は、仲良しの奈津子にLINEの招待をされた。
そして、来月の同窓会に参加するべきかどうか、悩んでいた。
その1984年卒業のグループラインのトークルームに頻繁に仲間入りする同級生のメンバーの会話には、いつも楽しそうな会話が繰り広げられ、釘付けだった。
非常にテンションが高く、盛り上がっていた。
まさに「青春」が復活したような、毎日だった。
それぞれが50歳を迎え、人生の岐路に立っていた。
そして、ある程度の生活の基盤は築き上げており、子育ても一段落しており、ふと、自分たちの半世紀を振り返る余裕から、「同窓会」という提案が浮上したのである。
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