第1話 自由な毎日を。

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男の子に連れられて、路地裏のようなところに着いた。 「ここまで来ればもう来ねぇだろ...」 「いやぁーホント助かったよ!外出禁止食らうとこだった...んじ ゃね」 あたしは手をヒラヒラと振って、そのまま路地の外へ足を進め ...ようとしたんだけど。 男の子がすごい剣幕で怒鳴ってきて、さすがに出ていけなくな った。 「...ばっ...お前なぁ!?俺がさっき言ったことの意味わかってんの か!?」 「さっき...?はて...あぁ、喋んな歯ぁ食いしばれって言ってた っけ」 「それじゃないわ阿呆」 「ちょ、見ず知らずの乙女に阿呆はひどくない!?」 「誰が乙女だよ!」 目ぇ悪いのか少年。目の前にいるだろ!
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