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「う……ん」
眠りにについてから、どれだけ時間が経ったのだろう。
体に違和感を覚えて目が覚めた。
腹の中でウネウネと何かが蠢いているような奇妙な感覚に顔を顰め、体を丸めていると、急に、おへそのあたりが熱くなった。
「な、なに?」
ベッドサイドランプを点け、ブラウスを捲った。
“いやぁぁぁっ”
その悲鳴は声に出ることはなかった。
何故なら、ヘソから出ている黒いスライムのような物体が、彼女の口を塞いでしまったのだから。
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