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「んーーっふーーーっ」
両手で口にまとわりつくものをひっぺがそうとする。
ぶよぶよとした気持ちの悪い感触。
それは、更にへそからズルリズルリと漏れだしてくる。
「んーーーっ」
自分の身に起きていることが信じられないものの、鼻で息をしながら、必死で黒い奇妙なものを引き千切ったり、押さえ付けたりして抵抗しようとするも、そんな攻撃、痛くも痒くもないといった感じで、どんどん溢れだすが、乙川と変わらないぐらいの大きさになったところで、急に動きを止めた。
しかもソイツは何故か、ヘソを通じて彼女と繋がっている。
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