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「うふ。私、キモチイイことには手加減しませんわよ?」
ゴリゴリっと彼の頭を踏みつける彼女は、ニヤリと口角を上げると、「極楽往生地獄逝き。ダイビング・チチッソクプレスッ!」と吠えて思いっ切りジャンプし、勢いをつけて爆乳をダークパスの顔面に押し付けるような形で全体重をかけて落下した。
「ふごぉぉぉっ!」
全身に与えられた重さと打撃によって、背骨が嫌な音をたてた。
大ダメージを食らった挙句、そのまま体重を乗せられている為、身動きできない彼が感じているのは、痛みは勿論のこと、息苦しさと今にも昇天しそうな心地よさ。
ふわりと香る甘い香りに、柔らかく包み込まれる安心感。
視界は闇に塞がれ、もう、このまま深い眠りに落ちていきたいと願うものの、数十秒も経てば、それが息苦しさという生半可な言葉では片付けられない苦しさにもがきだす。
「ふぐぅ……うぐぐぐ」
「あはんっ。熱い吐息がたまらなぁ~い」
胸にかかる荒い息に身悶え、嬌声をあげる彼女の下では、ダークパスが呼吸困難に陥って手足をバタつかせている。
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