静止した雪の夜に

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青年の言葉に僕は納得し、「なるほどなぁ」と重ねて呟いた。 「じゃあ、他の人たちもこんな感じなのかな?」 「まぁ、そうだね。もちろん飛び跳ねたりする元気がある人は居ないだろうけど・・・まぁ喋れもしないなんて辛いものね」 「それは・・・そうかも」 ふぅ、とため息をつくと、白い息が空へと上り溶けていった。息もできるんだなぁ・・・。 「まぁ、別に寒くも痛くもないからいいんだけど、いつまでこうしてなきゃいけないのかな」 「どうだろう・・・。そもそも時間も止まってるからねぇ。”いつまで”っていうのがそもそもおかしくない?」 「はは、確かに」 短く笑ってはみたけれど、なんだそれ。 青年が不意に僕を覗き込む。彼の髪の色と瞳が薄い水色だということに今更気がついた。 「いやぁしかし、こんなに落ち着いた人も珍しいよ。大抵取り乱したり泣きじゃくったりが多いんだけどなぁ」 「まぁね・・・仕事柄、死っていうものは身近だったし、なんとなく覚悟もあったからかな」 「おー、殺し屋の職業病ってやつだね」 「そうだね・・。特別なりたくてなったわけじゃないんだけど」 「仕事ってそういうものなのかもね。どうして殺し屋になることになったんだい?」     
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