序章「ゲーム(リアル)」

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 ※主人公はぐるぅ@テスト期間ではありません。  新暦:0年3カ月  現実都市さいたま某コンビニ 「いらっしゃいませー」  店長と名前が書かれた札を胸に下げた男の仕事は今日も変わらない。  朝に夜間シフトのバイトと入れ替わりに出勤、記録を付け、ゴミ出し、1回目の清掃を終えて品出しをする。  昼時には忙しい時間をパートと回し遅れて昼食をとる。  夕方までは休憩をはさみながら、学校から直接出勤した若いバイト目当ての老人が様々な喜怒哀楽をぶつけてくる、理不尽なじじい退散ゲームをこなしたあとは、9時過ぎ頃は一息ついてバイトと一緒に話す。  これが唯一の癒しということだ。 「お疲れ。田島さん」  (今日もミキちゃんカワイイなぁ…このコンビニが高校の目の前であったことに感謝しないといけないなぁ...) 「お疲れ様です店長」  と言うと小柄なバイトの高校生、田島美希はおもむろにスマホを取り出し熱心に画面を凝視している。 「あれ、珍しいね。急ぎの連絡?あんまり田島さんって休憩でスマホいじらない印象だったんだよね」 「あ、すみません。ちょっとゲームの進捗だけ確認しておこうと思って...もう大丈夫なのでしまいますね」     
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