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シノとルナ。
「シノとルナって言うんだ。
シノはカッコいいぞ。
何て言うか…サムライ?スゴく男らしい。
ルナは可愛い。
それ以外表現できないな。」
「そう。
ルナは女の子?」
ケビンのクラスは男子クラスのはず。
『可愛い』の表現に女の子が浮かんだ。
「イヤ。男だよ。
でも女の子みたいに可愛いぞ。
クラスの男子がソワソワしてる。」
「その子、大丈夫なの?」
「あぁ。たぶんシノがルナのナイトだ。
ルナは皆んなに優しいが自分に厳しい。
シノにしか甘えない。」
「ふふっ何だか会ってみたいわ。」
「そうだな。
ハイスクールで受け持ったら招待するか?」
「そうね。アンとジンもお兄さんて喜ぶわ。
ジャパニーズだからね?」
「自分らと同じルーツに興味ある年頃だからなっ。」
ケビンとの夕食は結婚して12年経った今でも穏やかで安心出来るひと時だった。
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