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なんだかんだと土地柄に文句やケチをつけていますが、
この土地に行き着いてしまったからには何かしないといけないわけで。
こんな喧騒の激しい町でそれでも向いた仕事にありつけたのは、奇跡かもしれません。
小さな倉庫で独り、黙々と商品を作る仕事です。
出来高の内職です。
元々『内職という仕事』は母がしていたもので、なんとなく知識というかシステムは知っていました。
大抵の人は嫌がるでしょうね。
何十円で出来た分だけ、しかも完全に一人。というのはとくに大阪の方は。
だからパートで何万は欲しいのでしょう。
喋ってないと死んでしまいますから。
スーパーでレジのパートなんて死んでも嫌です。時給千円頂いても。
ありませんけどね。
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