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もうなんてなんて目覚めの悪いことだろうか。
体中が痛くなっている。
昨日の夜は唯に酷い目に遭わされて最悪だった。
定規を振り回すは、わたしのほっぺたをつねるは、もうあれは虐待だ!
何が二年生の勉強よ、何が関西弁を習得するんだーだよ。好きだった大阪があの唯のせいで嫌いになりそうだ。
ベッド脇にある目覚まし時計を確認すると七時を指していた。そろそろ起きなければならないのに体が思うように動かない。
わたしがベッドの中でぐずぐずしていると、
階下から「唯さーん。朝食のお時間ですよー」と梅さんの声が聞こえてきた。
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