唯 夢に見た三つあみ

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「勘弁してよ。唯」 「はあ? 何が?」 ダテ眼鏡を上にくいっと持ち上げてわたしは言った。 「だって、なんなの? そのプリティ唯学って」 「書いてある通りやで、わざわざ説明する必要ないと思うで、決まってるやんか、あんたもわたしの妹だったら、プリティにならんとあかんからね!」 「ならなくていいから、部屋に戻っていいかな?」 何をぬかす。あり得んぞ! 「実加、わたしの授業は必須科目やで」
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