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「京介くん。前回の会議覚えているでしょ。だから、少しは察してあげて。」
「あぁ、ごめんなさい。」
「ちよちゃんもせっかく作ったんだから、勇気だして渡すよ。私が先に手本見せるから。ねっ?」
「なつみぃ..」
なつみが綺麗にラッピングされた袋を取り出すと、手渡す。
「京介くん、金崎くんいつもありがとう。」
「ありがとう。なつみさん」
「江崎先輩ありがとうございます」
これからもよろしくと話を交わすなつみ達。
私も同じように、同じようにすれば、大丈夫!
まずは金崎から
「金崎くん。いつも会計ありがとう。はいどうぞ!」
「会長ありがとうございまぁす!」
問題は京介よ。京介のことになると、鼓動が早くなるんだから、もう病気かもしれないね。チョコ禁止法案が通ると思って、チョコレート漬けの毎日だったからね。きっとカカオポリフェノール過剰摂取が原因だよ。
私はラッピングされたチョコを取り出す。
「京介..いつも副会長として、サポートしてくれて..ありがとう。」
「会長..ありがとう..ございます。」
わぁぁああ、恥ずかしい。京介が頬を紅潮させるから、余計に恥ずかしいよ。
「食べていいですか?」
「いいよ。ちゃんと..感想聞かせてよ..」
ラッピングを外すと、そこにはピンク色したチョコレートトリュフが入っている。
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