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とりあえずその辺を歩いてみた。
おもちゃ屋さんなんかには、結構懐かしい?ゲーム機が置いている。
10分ほど歩き回っていると、頭の上に赤い逆三角が付いた女の子を見つけた。
なるほど、こういうふうに攻略していくのか…...。
「大変なの...ぐすん、ママと、はぐれちゃった。」
「大丈夫?お姉ちゃんが一緒に探してあげようか?」
こんな時くらい、年長者として振る舞わないと。
「ママ探してくれるの?ありがとう!でも、どの辺りにいるか分からないよ......」
「そうだね......闇雲に探し回ってもダメだし......」
「合格祝いに、今流行ってる卵のお店に行くとか言ってたよ、ママ。もしかしたらそこにいるかも」
「そう、 じゃぁ、この辺のスーパーか何か探そうか」
「ちゃんと見つかるといいなぁ」
「大丈夫よ!そうだ、名前なんていうの?」
「私は...冷夏のぞみ。お姉ちゃんは?」
「私は、結城ひなただよ!」
私たちはスーパーまで歩き出した。
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