1月

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 彼はまっすぐ前を見ながらそういうと、私の方を見て、目を細めて笑った。  私は彼のその顔を見て、言葉を聞いて、嬉しい感じもしたけど、悲しいとも思った。  だから、すぐに目をそらして、冷めた豆乳を飲んだ。  「そっか。じゃあそれを聴くのは明日のお楽しみにして、今日は寝よっか。」  「うん、寝よう。明日も仕事だもんね。」  私はマグカップを片付けて寝室に行き、彼用の布団を持って戻ってきた。  彼は歯磨きをしていた。  「あふぃがと。」  洗面所から顔をのぞかせて、お礼を言っている。  「どういたしまして。」  ソファに彼の布団をセットしていると、歯磨きを終えた彼が戻ってくる。  「じゃ、消すよー。」  「うん、おやすみ。」  リビングの電気を消して私は寝室に行く。   明日の朝、私が目を覚ました時も彼は、ここにいるだろうか。
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