le Reve eternel

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　テーブルの一つに大きなジュエルボックスが置いてある。開いた瞬間、鮮やかな輝きが私の目を奪った。ルビー、シトリン、オニキス、アメジスト、パール、ダイヤモンド。全部チョコレート。本物の宝石のように透き通って、角張った表面に光が反射している、ルビーをつまんで口にいれると、歯に一瞬の抵抗を感じたとたん、甘酸っぱいラズベリーソースがどろりと舌に流れる。シトリンにはレモン。アメジストはブルーベリー。オニキスは固形で、カカオの奥深い苦みと香りが口に広がる。透明なダイヤモンドは食べてみたら普通のチョコの味がした。パールはホワイトチョコだろうか。口に入れて噛んだ瞬間、あまりの硬さに顔をしかめてしまった。パールの光沢の正体は、表面をコーティングしているアラザンだった。