le Reve eternel

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　1日経った気もするし、10分もかかってない気もした。私は部屋の中を一通り見て回って、今はふかふかなガトーショコラのソファに身を任せている。チョコのカタツムリをずっと眺めていたら、手持無沙汰でつい食べすぎちゃった。フォンダンショコラ、チョコマカロン、生チョコケーキ、チョコのハンバーガー、チョコの芋虫……。私は重いお腹を起こして、何を見るともなくテーブルの間を歩く。
　カカオ農園のテーブルでは、チョコの小人たちが、自分の頭と同じ大きさのカカオを摘んでは、何かの葉に巻いている。広場に並んだカカオはトラックに積まれて、どこかへ消えていく。よくみたら小人はブラックチョコレートだった。甘いものばかりだったから口直しになるかもしれない。チョコであることに変わりはないんだけど。一人の小人がカカオの重さにふらついて倒れた。私はその小人を指でつまんで口の中に入れた。ぐったりとした小人のチョコは、口の中で抵抗することなくかみ砕かれていった。まぁ、普通かな。