第1章

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夜中に喉の渇きを覚え目を覚ました。 身体を起こして周りを見渡す。 此処何処だ? 見覚えのない部屋の大きなベッドの上に今いる。 翼ちゃんのお尻を枕に寝ていた、エ!? ベッドの上には翼ちゃんだけでなく、女性全員があられのない姿で寝ている。 僕は、全ての精を搾り取られたような疲労感を先程から感じていた。 も、もしかして、11Pやっちゃった、の? そ、それも、全員と生で? 此処にいる女性たち皆が、僕のお嫁さんになる事を望んでいる事は知っている。 だから10人の中から1人を選ばなくてはならない事に、前から苦悩していた。 美紀さんなど就職している女性たちに、シングルマザーになっても構わないから子供が欲しいって言われた事もあったけど、そんな無責任な事は出来ない。 でもまだ大学3年で、親に養って貰っている身。 奥さんと子供を養っていける甲斐性なんて無い、だから財布の中にゴムを常備していたのに。 皆と生でやっちゃったって事は、誰かが妊娠する可能性もある。 それが1人ならそのまま結婚するだけだけど、複数人が妊娠していたら如何しよう? 満足そうな表情で寝ている彼女たちの寝顔を見ながら、頭を抱えてしまった。
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