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中から私よりも若そうな男の子が出てきて、
「おはよう、くーちゃん。今日は早いんだね」
と声をかけた。
するとドアの隣でふわぁと欠伸をしていた猫は立ち上がり、さも当然のように中へ入っていった。
その様子を凝視する私の視線に気がついたのか、顔を上げて私のほうを見て微笑んだ。
「こんにちは、お客さんですか?」
「えっ…あの、その、こんにちは…」
私は急に話しかけられたことに驚いてなんと言えばよいのか分からずよく分からない返事をしてしまった。
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