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今日も朝が来た。 チュンチュンと雀の鳴く声に、カーテンの隙間から差し込む朝日がぼんやりとした意識を浮上させる。 「講義、行かなきゃ。」 スマホを手に取って確認すると朝の7時半。 ああでも、あと10分だけ。 布団をもぞもぞ被り直すと、自分の温もりで眠気が戻ってくる。 欠伸を一つ、洩らして私は目を閉じる。 そういう幸せな二度寝から、私の朝はいつも始まるのだった。
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