2.安奈

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彼女は日本の歌も一応知っていた。世間話とカラオケとお酒と彼女の腕を絡めるような密着で、気持ちよく時間は経過していった。 ただ、彼女の日本語力はコミュニケーションには困らないが、テ・ニ・オ・ハはよく間違えるし、少し癖のある表現だった。、 「どこで日本語覚えたの?」 「地元の日本語学校です」 「先生は日本人?」 「中国人でした」 そうだろうな・・・「で、前は何をしてたの?」 「地元でP社(日本の有名な会社)の工場で通訳してました」 「辞めたの?」 「クビになりました」 まあ、この程度の日本語ではプロの通訳としては厳しいだろうな、とは思う。 「それで?」 「上海に来て(観光)ガイドしてますが、あまり仕事が回ってこなくて、夜はこの店で仕事してます」 「ふ~ん、そうなんだ」 慣れてくると、上海人に対する愚痴(地方出身者には多い)も出てきたが、それを頷きながら聞いてやると、さらに、なついて来た。 彼女が僕の腕に抱きつくように絡んでくると、彼女の胸の膨らみも腕に触れて柔らかさをどうしても感じる。 いや、実際には彼女がわざと自分の胸を僕の腕に押しつけるように腕を絡めてるのだと思う。店の服は乳首がギリギリ隠れるように乳房を下から包んでいる。 何度目か彼女が腕を絡めてきたとき、反対の手で、腕に当たっている彼女の乳房を触って見た。 彼女はジッとしたままで嫌がらなかった。 しばらく、服から出ている、乳房の上半分を優しく撫でていたが、その指先を乳房を掻き出すように動かすと、乳首が出てきた。指を離すと乳首は服の中に戻ってしまうので、指で乳頭を掴んだまま、乳首にキスをした。唇で乳首を挟んで舌先で乳首の先を撫でた。 安奈は声は出さなかったが息が荒くなってきた。 乳首への口での愛撫を続け、軽く噛んだとき、安奈は「ああっ」と甘い声を出した。
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