3人が本棚に入れています
本棚に追加
そして私の番が来た。
「私は立花真由美っていいます。年齢は28です。職業は普通のOLです。私も好きなように読んでください」
「もしかして仕事帰りですか?」
佐々木優子が聞いてきた。それもそのはずだ。私の格好はパンツスタイルのスーツに仕事用のヒールという格好だった。
「えぇ、そうです。仕事帰りだったのになんでこんなのとになったのか」
私は大きなため息をついた。
「わ、私は吉田舞と言います。年齢は23です。ケーキ屋さんで働いています」
私がため息をついてる間に、私を起こしてくれた可愛い声の主が自己紹介をしていた。
「23!高校生ぐらいかと思いましたよ」
また佐藤千夏が声を出した。
これには私も驚いた。ツインテールにフリルのスカート、そしてチェックのシャツという格好で靴はスニーカー。てっきり高校生ぐらいだとばかり思っていたのに。私の年齢目利き能力も当てにならない。
「よ、よくいわれます」
吉田舞はまたオドオドしながら伏し目がちに自己紹介をした。
「よしじゃあ自己紹介も終わったし。とりあえず探検してみない」
佐々木優子がそう言って私に続けといわんばかりに教室をでていった。
私達も特にやる事もないから佐々木優子についていった
最初のコメントを投稿しよう!