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私たちはしばらく廊下を歩いていた。すると
「とりあえず玄関に行ってみない、もしかしたらそこから逃げられるかもしれないし」
洋子が言った。
「でも、逃げようとすればXが殺しにいくっていってましたよね」
舞が震えながら言った。
「大丈夫よ。みんないるし。1度行ってみましょう。ここは2階よね。だからまず1階に降りるための階段を探さなきゃね」
優子が言った。
「あ、あれ階段じゃないすか」
千夏が目の前にある階段を指差した。
そしてそのまま千夏は下の階へおりていった。
私達も千夏に続いて降りていて行った。
降りるとすぐに玄関があった。
「もう、千夏ちゃん早いよ」
佐々木優子が笑いながら千夏の肩を叩いた。
「ちょっと誰か開けてきなさいよ」
洋子が腕組みしながら言ってきた。
「私行きますよ」
千夏が手を挙げた。そう言うと千夏はかけ足でドアの前に行った。そしてドアに手をかけた。
「ギャアアアー」
突然、千夏は悲鳴をあげてその場に倒れた。
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