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一斉にみんなが千夏にかけよった。そして看護師である佐々木優子が千夏の頸動脈に手を当て、口に耳をもっていき息をしているか確かめた。
「大丈夫気を失ってるだけよ」
それを聞いて私たちはそっと胸をなでおろした。
「ここから電流が流れてるのよ。きっと窓から逃げようとしてもこんな仕掛けがあるんじゃないかしら。どのみち私たちは逃げられないのよ」
洋子が腕組みをしながら言った。
自分が行けと促したのに何も感じないのか。私は洋子に対して怒りを覚えた。
しかしここで私は何か違和感をおぼえた。なんだろうと考えていると
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