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* * * * * 月光が降り注ぐ校舎の屋上。給水塔に座って下界を見下ろしていた少年は、立ち昇る瘴気に目を細めた。 「ゲームスタート、かな」 後ろ手に両手をつき、月を仰ぐように夜空へ顔を向ける。 ―ふざけるなっっ。力づくでも、止めてやるっっ 掴みかかってきたあいつの顔を思い出す。自然と口元に笑みが浮かぶ。 「そろそろ封印が解ける頃だよね。楽しみだなあ」 * * * * *
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