弐話 ∽招かれた雪鬼∽

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風呂桶に無我夢中で 吹雪さんの欠片を集めるワタシ… ど、どうしよう… 半分しか回収できなかったよっ! 残りの欠片は蒸発しちゃった… もう遅いけどハロゲンヒーターを止めるワタシ 手元の風呂桶には水が… 液体化した吹雪さんがいる れ、冷蔵庫にいれれば! ワタシは冷蔵庫を開けてとっさに 風呂桶をそのなかにいれていた… 冷蔵庫を閉めて しばらく待つワタシ… 二時間も三時間も待って 冷蔵庫を開けてみると 風呂桶の上には二段雪だるまがいた! ワタシ (夏風 葉月) 「ふ、吹雪…?」 雪だるまは動かないけど 片手に煙管(キセル)を持ってる! この煙管(キセル)の特徴は 吹雪が使ってるもの…間違いない… ワタシは再び冷蔵庫を閉めた 吹雪、本当に熱がダメだったんだ 冷蔵庫の前で二時間まってると あ、冷蔵庫が勝手に!? 中から出てきたのは子供…? あら、風呂桶が倒れてる ワタシ (夏風 葉月) 「吹雪…?」 少年に声をかけてみた… 雪鬼 (少年ver ) 吹雪 凍 (フブキコオル) 「…いっただろ われはねつによわいと…!」 声は少年らしく元気ある声… ワタシ (夏風 葉月) 「ごめんなさい…」 ワタシはしゅんとするimage=509159353.jpg
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