三話 ∽女子と雪鬼∽

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えっと…雪鬼 好きな食べ物… だ、だめだ…ヒットしない じゃあ、雪女 食べ物… 「何をしている…?」 !? ワタシ (夏風 葉月) 「ふ、吹雪…!?あ…」 つい、呼び捨てにしちゃったっ! 雪鬼 吹雪 凍 (フブキコオル) 「何をしてると聞いてるんだが…?」 き、気にしてない? 気にしてないみたい… なんだかホッとして ワタシは胸を撫で下ろす ワタシ (夏風 葉月) 「…あ、えと…アナタが 好きなものを調べようと思って…」 吹雪は小さくため息をついた… 雪鬼 吹雪 凍 (フブキコオル) 「そんな得たいの知れない四角形に 我好(ワレゴノ)みの食物(ショクモツ)など 解(ワカ)るわけなかろう… そういうことは 当人(トウニン)に訊けばよい。」 そ、それって…吹雪本人に訊けってこと? そ…そうよね、その方が早いか… ワタシ (夏風 葉月) 「えと…貴方の好きな 食べ物ってなに?」 吹雪は煙管(キセル)を吸って その煙はワタシに 当たらないように吐き出した 雪鬼 吹雪 凍 (フブキコオル) 「我好みの食物、それはずばり氷だ… 氷じゃなくとも冷たければなんでもいい 我儘(ワガママ)を言うなら 凍っている方が良い。」 つ、つまり…冷凍食品全般が好き? あ…そうだ、アイスとかもイケそうね
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