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ふひー…やっと学校終わった~…
高校2年生のワタシは夏風 葉月(ナツカゼハヅキ)
高校の授業が終わって
今は帰り道…季節は冬
すごく寒いから雨が降れば雪になりそう…
ワタシが住んでるこの地域は
極寒の寒冷地帯
四季は秋と冬しかない
寒さには慣れてるけど
薄着であるけと言われたら
さすがに出来ない…
雪も積もってるし風が冷たい
顔が痛いよぉ…
常に長靴登校だけどこんな所だから
しかたないんだよね
ワタシは雪道を自宅に進んで歩いていた
あ、あれ…こんなところにひと?
たばこ吸ってる…あ、違うや…
たばこじゃなくて煙管(キセル)だ…
よく見たら和服だし
??
「ん…?」
あ、気づかれたっ…
え…待って、つ、角が生えてる!
しかもかなりの薄着だ!寒そう…っ
ワタシ
(夏風 葉月)
「あの…さむくないんですか?
そんなかっこうで…」
そのひとは体全体を
こちらに向けてきた…
??
「寒い…この我がか?」
ワタシは小さく頷く
??
「別に寒くなどない…
我は氷雪から生まれし鬼…
雪鬼(ユキオニ)だからな。」
ゆ…ゆきおに!?
どうしよう…
変な人に出逢っちゃった…
ワタシ
(夏風 葉月)
「ユキオニさん…は、初めまして!」
こちらを見ながら
煙管をふかす男の人に
ワタシはぺこりと頭を下げる
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