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ワタシ
(夏風 葉月)
「そ、それなら…
ワタシの家に来ませんか?」
お、お持ち帰りぃ?
わ…ワタシなに言ってるんだろう…
雪鬼
吹雪 凍
(フブキコオル)
「そなたの家…寒いところか?」
ワタシは首を左右に
ふってから微笑んだ
ワタシ
(夏風 葉月)
「ううん…暖かいところだよ♪
常に暖房いれっぱなしで…」
吹雪さんが警戒の眼差しを向けてきた…
雪鬼
吹雪 凍
(フブキコオル)
「我が言ったこと…聞いてただろ?」
あ、そ、そっか…このヒト…
氷雪から生まれたって言ってたっけ…
ワタシ
(夏風 葉月)
「溶けちゃうかな…だ、だけど…
夜が明けたら太陽が出てアナタはっ」
自分を落ち着かせるように
再び煙管(キセル)をふかす鬼人さん
雪鬼
吹雪 凍
(フブキコオル)
「どっちもどっち…か
太陽の熱に溶かされるか
だんぼうとやらに溶かされるか…
よかろう…そなたの
家に行ってやろうではないか」
やった!って…ワタシ
なんで喜んでるんだろう…
ま、まあ…いっか……
ワタシ
(夏風 葉月)
「こっちです♪」
そうしてワタシは吹雪さんを
自宅へ案内するけど
辺りを物珍しそうにみて煙管(キセル)を
ふかしながらのんびり歩く
吹雪さんと距離が離れちゃって…
ワタシは立ち止まって振り向いた
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