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「君と押し問答する気はない。愛人契約を結ぶんだったら、自分で服を脱ぐんだな。」
ため息をつき、足を組む本田さん。
やるかやらないか、それだけなのだ。
私は、決心した。
靴を脱ぎ、上を脱ぎ、スカートを脱ぎ、下着一枚になった。
本田さんが、私の体に釘付けになる。
「契約を結ぶって事か。」
本田さんはスーツの上着を脱ぐと、ネクタイを外した。
「後悔はしないんだな。」
本田さんの手が、私の頬に触れる。
「一つだけ……契約の内容を、追加してもいいですか?」
「何だろう。」
「契約金で……30万、頂きたいんです。」
「契約金!?」
本田さんは、その額に驚いていた。
「お願いです!」
私は下着のまま、その場に土下座した。
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