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親には前者を受けると以前に言ってしまっていて、彼らは受かってもいないのに
すっかり安心モードに入っていた。
『MIU:結局教育大を受けるのかな~。星城大も気になるんだよなぁ。』
『MIU:先生になれればどこでもいいってワケでも無いじゃん?キャンパスライフは4年もあるんだし。』
つらつら独り言を並べているうちに、バスの列は進んでいた。
そして、満員ではあるがやっとバスに乗ることができた。
雪道の中を低速で進むバスの中で、私はさらに続けた。
『MIU:自分のために大学を選ぶのって親不孝なのかな。もうウチの親は自宅から教育大に通うもんだと思ってるし。』
すると、突然知らない人から絡まれた。
『SYO:突然すみません、俺も受験生なんですが、星城受けます!』
普段ならシカトするけれど、暇だったので返事をしてしまった。
『MIU:>SYO いえいえいいですよ~!今バスで暇なんで。笑 星城受けるんですね!
私は一人暮らしになるから親が許してくれなさそうです…』
『SYO:>MIU 俺もそうですよ!俺将来数学の先生になりたくて、いろいろカリキュラムとか見ていたんですけど、模擬授業とか、大学院との共同研究とか、そういうとこに共感して親説得しました!笑』
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