第1章 体育祭

6/6
前へ
/7ページ
次へ
私が見つけたのは、肉眼でギリギリ見えるくらいの小さな機械。 (最新型の爆弾......) 恐らく、玉が当たれば爆発する仕組みなのだろう。 私は飛んでくる玉の方向を変え、(ついでに籠に入れた)爆弾を『壊した』。 全校生徒参加の玉入れは、『一個差で』桃ブロックの優勝に終わった。 私は微塵の罪悪感を感じていた。 「緋鞠~!お昼食べよ~」 「OK~」 「あたしもあたしも!」 いつもの調子で3人でお昼ご飯を食べることになった。 「あれ、四ツ橋、それまさか…...」 「そう、A5ランクのステーキやで!良かったら食べる?」 「食べる食べる!な、心太郎!」 「お、おう」 声をかけてきた男子は北山(きたやま)智春(ともはる)清水(しみず)心太郎(こたろう)。お調子者コンビとしてクラスでも人気。 私たちは5人で食べることになった。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加