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3、4限目は何事もなく終わり、給食の時間。
佐島「たーなーべー、購買行こーぜ?」
田辺「ん。…ぁ、買ってきてくんね?」
田辺は腹痛から机に座ったままお腹をさすっている。
佐島「んー。仕方ないね。なにがい?」
田辺「くりーむぱん。」
佐島「りょ!行ってくるわぁ?」
田辺「すまん。助かる」
佐島「まあまぁ、ちょっと寝てたら?」
田辺「ん。…ギュルル…。」
田辺:腹痛てぇ。まじ、生まれて初めてかってぐらい。どーしよ。5限目体育なんだよな。しかもよりによってマラソンだし…。死んだ?。…ハァ
佐島「たーだいまー」
田辺「あざっす。」
佐島「食える?」
田辺「おう。」
…ぱくぱく
…ぱくぱく
田辺「俺、といれ、行ってくるわ。」
佐島「うん。一人で大丈夫?」
田辺「だから、子供じゃないって笑」
そうやって笑う田辺には、いつもの元気は無かった。
キーンコーンカーンコーン
5限目。体育
先生「今日はマラソン大会のための足慣しだ。タイムは測んねぇから、時間内には戻ってこいよ。」
生徒「うぃーっす。」
佐島「一緒に走ろーよ」
田辺「おう。」
みんなが半袖になる。
風はすごく冷たい。
田辺「…っ。さっぶ」
佐島「やっぱ、やめない?」
田辺「やめねぇよ笑」
佐島「辛くなったら言えよ?まじで」
田辺「ん。」
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