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タッタッタッタ…
どれくらい走っただろう。
だいぶ息も切れてきた。
田辺「…ハァ…ハァハァ…。…ギュルル…ゴロ。」
佐島「田辺大丈夫?顔真っ赤だけど。」
田辺「…ハァ…ゃべぇ。腹痛てぇ。」
佐島「あと少しだけど…よし!」
田辺「ん?」
佐島「はいっ。乗って」
田辺「…な、なんでそーなんだよ。」
佐島「いや、なんか見てるこっちが怖いからさ。」
田辺「…っん。(思わずしゃがむ)」
佐島「田辺!?」
田辺「やっぱ、頼もっかな…ぃゃ、でも、」
佐島「はい。つべこべ言わない!」
田辺「すまん…」
佐島「気にすんな。」
佐島:やっぱ、ちょっとこいつ熱いな。熱あんじゃね?てか、汗すご。
佐島「田辺?」
田辺「…ハァ…ん?…」
田辺は走っている時よりも、つらそうな顔をしている。
そして、その顔は熱っぽい。
佐島「ごめん。」
田辺「…へ?…キュルル」
田辺「…っ。(目が熱い。腹痛い…)」
先生「佐島ぁ?どした?」
佐島「保健室連れてきまー。」
先生「ぉ、おう。よろしく。」
タッタッタッタ…
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