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マルキ・ド・サド(1740年6月2日 - 1814年12月2日)
フランス革命期の貴族、小説家。軍人を志して七年戦争に従軍し騎兵連隊の大佐となって闘った過去を持つ。マルキはフランス語で侯爵の意であり、正式な名は、ドナスィヤン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド。彼が匿名で出版していた『美徳の不幸』と『ジュリエット物語あるいは悪徳の栄え』はナポレオン・ボナパルトを激怒させた。その後、裁判無しに投獄され1803年にシャラントン精神病院に入れられる。ちなみによく耳にする『サディズム』という言葉は彼の名に由来する。
ヴィオレーヌ・ジョフロワ=サン=ティエール
マルキ・ド・サドを求めシャラントン精神病院へやってきた15歳の少女。ベルサイユ出身。白い長髪に黒い衣服を身にまとい暗い面持ちと性格をしている。その正体は百年戦争時代、故郷の村を滅ぼされた復讐にジャンヌ・ダルクを裏切り彼女の暗殺を謀った『エディス・ヴィクトル・べアール』の一族の子孫。フランスを裏切り戦争を長引かせた反逆者の末裔という理由で人々から忌み嫌われ理不尽な扱いを受けて来た。同じ境遇のサドに共感を抱き以後、親しい関係を築く事となる。彼の事をドナスィヤンと呼ぶ。
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