0人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうする?ベッドまで連れて行こうか?」
ペルの仮面がすぐそばにある。
仮面の裏側は見ることができないけれど。
やはり、声は仮面の裏から発せられている。
あっけにとられていたために、アスカはただうなずいた。
するとペルは、アスカを抱えたまま階段をスタスタと登り始めた。
驚くほどの安定感。
アスカはその落ち着いた足取りにとりあえずの安心を覚えた。
ペルって実は男の子なのかな。
抱えられたまま仮面を見つめる。
そして、思ってしまった。
今なら、仮面を外せるのではないだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!