0人が本棚に入れています
本棚に追加
「アシュは、アイドルをいつまで続けるの?」
「え?」
予想外の質問に戸惑う。
「1年?5年?10年後もやっていたい?」
背中越しにペルの言葉。
考えたことはある。
悩んだこともある。
けれど
「わからない。」
俯いて、呟いた。
素直にそう思っていた。
必要と思ってもらえるなら、という気持ちはある。
でも…
「ワタシなんかでいいのだろうか?」
ペルが心を読んだかのように言う。
ハッとして顔をあげるとそこには自分自身と全く同じ顔がそこにある。
アスカの周りをぐるりと回って正面に戻ってきていた。
いつものペルとは違う、真剣な声だった。
最初のコメントを投稿しよう!