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それを刀を頭上で横にし受け止めようと宗矩は構える
「バカが! あれを刀で受け止めるわけないぜ。そのままバッサリだな」
土方が嬉々と拳を握る
近藤の刀が宗矩の刀を押し込み、 そのまま下に流れた
しかし宗矩は素早く身体半身にし刀を避けると
近藤は勢いあまり前のめりになった
それを宗矩は刀をまわし首筋に降り下ろした
「柳生新影流 新月!」
十兵衞は驚愕の声をはいた
「上段からの降り下ろしを刀で受けると見せかけ そのまま刀を流れのまま沈め相手の体を崩し同時に体をさばきして刀を降り下ろす」
「ああ。 お前の親父殿は、 やつの攻めを読み新月をねらったのじゃ
剣を権に変えたと思っておったが、 さすが江戸柳生の祖。 見事じゃ」
兵庫助は感嘆の声をはっした
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