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交差点
門前の団子屋、其所におかねが1人で団子を売っているはず?そう検討をつけて前は向かった。物語の骨格は出来ているはずだった。果心は、自分が主役になるなんて、望んで居ない?この時点ではの話だが……だがあの子は……誰があれを絶望から引っ張り出せるのか?前鬼は、自分の事の様にし考えてしまうのだろうな?これはカシンコジの思考のしかた。自分で自答する姿は、赤子そのもの、こうなるととたんに頼り無い存在に堕ちてしまう。誰かに本当は…しかしここでおかねに困った現象が起きていた。
「お前が同調して?どーするんだ!」
鏡の前で、おかねが1人叫んでいる。どーやらこのままの登場は、好ましくないらしい?
オレハイマドンナスガタ
なのだろうか?自分でも自分の姿がわからない?物語に設定など無いのだし…誰が具現化しているのだろうな?
「物語の設定は、ハッピーエンドじゃ!?」
俺の中のシゲザネがただ一言、そう叫んで?シゲザネ?シゲザネが繋がっているのはキボウ?絶望の中でも希望は棄てない何の?いや、誰の為に?どんな場面でも希望は捨てないのがシゲザネだけど、シゲザネだけでは、相手がどんな絶望と繋がっているかわからない事に、前は気付いて居ないのだ!相手は自分が化け物だと思っている。これは菊の判断?前後の繋がりを確かめなくては、相手が死の橋を勝手に渡ってしまう、それだけは果心は避けたいし、避けなければ意味がない!化け物のまま終わらせたくない!その意志だけが…顔を出している。
アア、イマソノコノカオなのか!ありがとうよ!
確かにそれは不味いよな?果心は誰かに連絡を取った。鏡の中に相手の虚像を再現する果心は、自身と相手の像を交換出来る。絶望を抱えるのは、自分だけでいい果心の心がそう訴えている。その心が善なのはおかねだけが知っている。
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