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林泉寺
「着かないだと?それは困った。このまま食事を拒否されたら…。」
菊はとっくについている。 しかし誰とも合流しない?
「困ったわね…。私誰と合流して此所に居るの?」
最悪なんだけど…?
助けを求めそうなんですけど…?
その方がいいの?
誰に聞いているのかしらアタシ!?
アタシ!?
アタシデスカ!?
「で、その子供なんだけど…名前を聞きたいのよね!?」
名前位はある筈よね…
相手が躊躇している。
多分わかって居ないようだ、つまり
この林泉寺は…
「私はなんかもって来たよね…。」
菊が呟くと、目の前に食事の用意が…
膳が用意されている。
「失せろ!!こんなもの味わう訳には、いかないんだよ!!」
膳を蹴飛ばし、キクキリは子供の様子を…観ようとした。
そして…今の状況下にある。
「今度はキクキリか?だから何の用事だ?」
江戸城で…政宗とご対面
「中々の相手らしいのよね…?そのお子ちゃまは…。いったい何者かしら?」
ずけずけと政宗に聞いてみる。
遮断する者は居ない事を菊はご存知
「何者か?より誰と繋がっているか?が肝心だ…面倒臭い事に、豊臣方に捕まったらしい…。」
豊臣?違うだろう!!との突っ込みはこの際置いとくとして…。
「豊臣?ですか…じゃ交渉の余地ありでしょう?なんで拒絶されるのよ!?」
政宗様どころじゃなく、例のモノが…
でもあれ?例のもの竹千代君や、於福様迄話に加わっているじゃない!?
ゼンが混乱してるって事? 子供相手にてこずって居るのは?私も子供は苦手なんだよね…そう呟くお菊さんだった。
「つまり、林泉寺のイメージがその子供にとっては最悪の場所と言う事に、なるとキクキリは思っているのだな?」
竹千代君の発言で始めて謎の一端が菊には、見えたような気がする。
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