序
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序
その者は飢えていた。 かつて絶大なる力を有し、その威光に人々は傅いた。 それが今やどうだ。 巨躯は見る影もなく細り、仄暗く陰鬱な場所に横たわるのみ。 ──欲しいなァ。 失ったかつての力が。 それを取り戻すための贄が。 飢えを紛らわすように、幾度目かの夢うつつにまどろむ。 ──ああ、だがやはり…あれが欲しいなァ。 □■□
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